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  街中で建設中の建物をみると周囲を仮設足場で囲われています。通りに面したところでは、落下物を防ぐよう斜め上を向いた防護柵が設置されています。これを朝顔と呼んでいます。その形が朝顔に似ていることからこう呼ばれているのでしょう。
 

    屋根には雨を受ける樋が取り付けてあります。屋根から流れた雨は横樋に集まり、縦樋に流れていくのですが、この横樋と縦樋の接合部分の部品である集水器のことをアンコウといいます。形は様々ですが開口部が上を向いて屋根に下がっているので、口をあけて吊るされたアンコウにているのでこう呼ばれているそうです。

 
   土木作業で使う「つるはし」のことです。その字のごとく鶴のくちばしに形がよくにているのでついた名前です。現場ではつるはしを略してツルと呼びます。最近は工具が発達したのであまり見かけないでしょうか?

 
   クレーン作業でよく使われる金具です。ワイヤーと吊り荷を確実に連結する時などに使われますが、正式名称は「シャックル」です。昔から英語の発音をそのまま呼んでいたのでシャコになったのでしょう。実際シャコの方が英語の発音に近いと思います。(シャックルという言葉も使っています)英語が変化して日本語のように使われている言葉は結構あるようです。

 
   現場にトラがいたら危険ですが、危険を示すのに黄色と黒の縞模様が使われます。その視認性、注意を払う配色から世界的にこの2色が使われます。現場の危険箇所がある場合、黄色と黒のロープを張ったりテープを貼って注意を促します。 この2色の縞模様からトラロープ、トラテープと呼んでいます。よく現場で目にするでしょう。
またトラには他の使い方もあります。地面に高い物をたてたとき、地面から斜めに綱を引っ張って支えるのですがこれもトラと言います。語源は分かりませんが英語で引っ張ることをトラクション(traction)というので、シャコと同様に英語が略されて使われているのかもしれません。

 
   建設現場で使われる動物の名前の代表的なものの一つが「ネコ」です。砂や資材を運ぶ手押しの一輪車は現場では今も昔も活躍しています。これをネコと呼んでいます。「ネコ持って来い」といわれた新人がしばらくして「探したけれどいませんでした」と言ったとか?

 
   ウマに乗る? ウマを飼う? 現場でよく使う言葉ですが実際に馬がいるわけではありません。手の届かないところの作業をする時4本足の脚立のような作業台に乗って作業します。これを「ウマ」と呼んでいます。
また、資材を床から浮かせて作業をする時にその資材を支えるために、4本足の台を資材の下にいれるのですがそのことを「ウマをかう」と言います。両方ともにその形から馬と呼ばれているのでしょう。

     

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